FX自動売買ツール(システムトレードツール)には、大きく分類すると4つの種類があります。今回は、FX自動売買ツール(システムトレードツール)の種類について解説します。
FX自動売買ツール(システムトレードツール)の種類
1.プログラム型自動売買ツール
FX自動売買をする場合に、取引ツールをパソコンにインストールして、そこに開発したシステム(ストラテジー)をインストールすることで自動売買が可能になる仕組みです。自分自身でシステムを開発することも可能ですし、他人が開発したシステムを入手(購入・ダウンロード)してインストールすることも可能です。
代表的な自動売買ツール
MT4(メタトレーダー4)
MT4は、パソコンにインストールするタイプの取引ツールですので、FX会社の口座を開設したら、MT4をダウンロードして、パソコンにインストールして、さらに世界中で配布されているストラテジー「EA」をインストールすることで、自動売買が可能になります。
2.選択型自動売買ツール
FX会社の口座を開設すると、はじめから標準搭載されているシステム(ストラテジー)の中から好きなシステムを選んでトレードをする仕組みです。自分でシステムを探してくる手間がなく、初心者ではじめやすい自動売買(システムトレード)となっています。選択型の自動売買ツールははじめから選択肢が決められてしまっている分、選択肢が少ないというデメリットもありますが、初心者でも簡単に利用できます。
代表的な自動売買ツール
ミラートレーダー
ミラートレーダーは世界中で利用されているシステムトレードツールのプラットフォームで、インヴァスト証券の「シストレ24」などが有名です。
3.独自型自動売買ツール
ミラートレーダーのように同じプラットフォームを色々なFX会社が導入している形式でなく、FX会社が独自に開発した自動売買ツールを提供しているものがあります。
代表的な自動売買ツール
トラリピ
マネースクウェア・ジャパンが開発し、特許を取得している自動売買ツールです。
4.自動発注機能型自動売買ツール
最近登場した「自動発注機能」がついた自動売買ツールです。
- イフダン注文(IFD)
- リピートイフダン注文(RIFD)
- トラップリピートイフダン注文
- iサイクル注文
など、「特定の条件で注文する」設定にすると、それが繰り返される形の自動売買ツールです。これも裁量トレードの拡張機能として利用するケースが多く、初心者でも利用しやすい自動売買ツールとなっています。裁量トレードの拡張ですので、自分でトレードするスキルがないと結果が上手く出ないデメリットもあります。
代表的な自動売買ツール
iサイクル注文
外為オンラインのiサイクル注文は最初に設定すると自動的に注文を繰り返す仕様になっています。一定間隔の値幅で複数のIFDONE+OCO注文を同時発注するという機能が売りになっています。
まとめ
前述した4種類の自動売買ツール
- プログラム型自動売買ツール
- 選択型自動売買ツール
- 独自型自動売買ツール
- 自動発注機能型自動売買ツール
は、どれも自動売買のツールです。
しかし、裁量トレードを拡張した簡易的なものや、自分で一から開発できる上級者向けのものまであります。
自分のトレードスタイルと自動売買の経験値でおすすめの自動売買ツールは変わってきます。あなたにあった自動売買ツールを選択しましょう。
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